Urine Anion Gap 計算機
Urine Anion Gap (UAG) = [Na+] + [K+] – [Cl-]
UAG の意味：アンモニア生成（ammonia genesis）が正常に行われているか？
UAG が負の場合：アンモニアがよく作られており、酸が排泄されている（正常）。
UAG が正の場合：アンモニア生成が不十分で、酸が排泄されない（異常）。
* Urine Anion Gap が信頼できない場合 *
（その場合、Urine Osmolar Gap の計算が有用です）[下記参照]
多尿のとき／Urine pH が 6.5 を超えるとき／Urine Na < 20 mmol/L のとき
アンモニウムが Cl- 以外の陰イオンと共に排泄されるとき
（例：keto acids、acetylsalicylic acid、D-lactic acid、大量の penicillin など）
Urine Osmolal Gap 計算機
Calculated Urine Osm =
(2 x Urine Na) + (2 x Urine K) + (glucose [mg/dL] / 18) + (BUN [mg/dL] / 2.8)
Urinary Osmolal gap = Measured Urine Osm – Calculated Urine Osm
*Measured Urine Osm を入力しない場合、Calculated Urine Osm のみが計算されます。
糖尿病でない患者では Urine Glucose を除外して計算することもあります。
Urine Osmolal Gap は一般的にアンモニウム濃度を反映します。
Urine Osmolal Gap が 40 mmol/L 以下で normal AG gap acidosis の場合、
尿中アンモニウム排泄が障害されていることを示します。
（ただし、非解離酸（non-dissociated acid）が多量に存在する場合は例外：
DKA における beta-hydroxybutyric acid など）
